確定申告の期間が始まりましたね!
今回対象となる期間は平成30年の1~12月分で、申告期間は2019年2月18日~3月15日までとなります。
私は今年はじめて確定申告が必要になったのですが、申告期間前からオドオド(笑)
というのも、私の場合は「アフィリエイトの副収入」と「ふるさと納税」の合わせ技で、どこのサイトを見ても申請方法がいまいち分からないんです。
そして「青色?白色?どっち?」というほどの(正解は「雑所得」です、どちらでもない。)ど素人っぶり。
ただ丁寧に進めていくと、意外と簡単に終わりました。
今回は私のような確定申告の初心者でも分かるように、画像付きですごく優しく解説します。
同じ申告内容の人も多いと思うので、ぜひ参考にしてくださいねー!
目次
「確定申告」何するの?簡単に解説!
「アフィリエイト初めての方は会計ソフト使った方がいいですよ!」「税理士に相談を!」なんてサイトも多いですよね。
でも副業としてやっているくらいなら、そんなもの全く必要ありません。
一度やってみれば何も難しくないので、順番通り、丁寧に進めてみて下さいね。
確定申告の種類について
アフィリエイトで得た収入は、「雑所得」または「事業所得」のどちらかで申告することになります。
「青色申告」「白色申告」は、ともに事業所得の場合の申請方法。
事業所得は、税務署に「個人事業主としてアフィリエイトやります!」と届け出ている人が使うものです。
簡単にまとめるとこんな感じ。
- 青色申告(事業所得):税務署に「青色申告承認申請」をしている場合
- 白色申告(事業所得):「青色申告承認申請」をしていないが、「個人事業主開始の届出」をしている場合
- 雑所得:「個人事業主開始の届出」をしていない場合
つまり、税務署に「個人事業主開始の届出」をしていない人は「雑所得」で確定申告することになります。
確定申告の流れはこんな感じ
確定申告は、以下のような流れで行います。
- 申告する内容を整理する
- 国税庁の専用サイトで書類を作成
- 印刷して提出or郵送
- 税金の納付
税務署で職員さんに教えてもらいながら記入する手もありますが、この時期はかなり混んでいます。
「家に帰って確かめないと分からない!」という情報も多いので、自宅でパパっと済ませてしまいましょう!
確定申告の準備をしよう!
確定申告の書類作成に入る前に、「申請内容(情報)の整理」と「必要書類を集める」という2つの作業が必要になります。
申告書を作りながら色んな情報を集めようとすると必ず抜け漏れが出るので、しっかりまとめてから作成に入りましょう。
準備1:申告する内容を整理する
確定申告をする前に、一度以下の内容について整理しておきます。
- どの会社(ASP)からいくら収入があったか
- サイト作成にかかった経費
- (ふるさと納税)どこにいくら寄付したか
順番に見ていきましょう。
どの会社(ASP)からいくら収入があったか
まず収入ですが、平成30年の1月~12月に確定した金額を確認しておきます。
入金された金額ではないので注意してくださいね。
各ASPの管理画面から、月ごとの金額を確認できるはずなので、12か月分を合計してください。
複数のASPを使っている場合は、それぞれ別で計算します。
サイト作成にかかった経費
アフィリエイトには少なからず費用がかかりますが、これを経費として計上することができます。
例えばレンタルサーバーの契約、紹介する商品の購入費用、取材に足を運んだ際の交通費など。
あとは電気代や家賃も経費に計上できますが、この場合は全額ではなく、副業のためにどれだけ使ったかを考えて按分する必要があります。
例えば毎日6時間(1日の4分の1)自宅で仕事をするのであれば、家賃の1/4が経費として認められます。
ただし、なんでも全部経費として計上するのはNGです。
まれに税務調査が入ることがあり、その際には経費として計上した根拠をしっかり説明できなければなりません。
今回の確定申告で領収書の提出はありませんが、袋にがさっと入れておくだけでいいので、ちゃんと保管しておきましょう。
ちなみに経費ですが、「通信費」「交際費」などの項目ごとに分ける必要はありません。
すべて書き出したら合計しておいてくださいね。
ふるさと納税で、どこにいくら寄付したか
ふるさと納税を行った場合は、どこにいくら寄付したかを書き出しておきましょう。
何件やったか忘れてしまった…という人は、さとふるなどのマイページで確認できますので確認してくださいね。
事前の確認事項は以上です!
準備2:必要な書類をそろえる
続いて、確定申告の際に必要な書類を集めます。
- 平成30年度分の源泉徴収票
- ふるさと納税の受領証明書
源泉徴収票は、年末に会社からもらっているはず。
なくした場合は再発行もできますが、時間がかかることもあるのですぐに会社に問い合わせましょう。
ふるさと納税の受領証明書は、寄付先の自治体から送られてくるものです。
この2つは確定申告の書類と一緒に、税務署に提出します。
ちなみに先ほども書きましたが、経費を証明するための領収書などは必要ありません。
確定申告の特設サイトで書類を作ろう!
やっと本題!税務署に提出する書類を作っていきます。
とりあえずこちらのリンクから、実際のサイトへ飛んでみて下さい。
参考 確定申告書等作成コーナー国税庁ウィンドウがたくさん開くので、この解説サイトをスマホで見ながら、申告書をPCで記入すると楽かなと思います。
準備はできましたか?それでは始めましょう!
入力方法の選択
確定申告書等作成コーナーに飛んだら、黄色の「作成開始」ボタンから進んでください。
次に申告方法の選択になりますが、「e-Taxで提出する」は、ICカードリーダーを持っている人が利用できる方法。
一部スマホにも同様の機能があるみたいですが、機種が限られていてiphoneもNGだったので使いませんでした。
「印刷して書面提出する」を選んで、「利用規約に同意」し、「平成30年分の申告書等作成」そして「所得税」まで進みましょう。
報告書の作成
今回は給与所得以外の収入があるので、赤の「左記以外の所得のある方」の作成開始ボタンを選択してください。
上の四角の「申告の種類」にはチェックをせず、「申告される方の生年月日」に自分の誕生日を入れます。
次の入力フォームですが、チェックすると紙の書式と同じようなフォーマットで表示されます。
ただ初めての人は分かりにくくなるだけなので、ここはチェックなしで進むのがおすすめです。
収入・所得・寄付金額の入力
さあ、ここからが本番です。
今回は「1.会社でもらった給与」「2.アフィリエイトの収入」「3.ふるさと納税の寄付」の順で入力していきますよ!
給与所得の入力
まず会社でもらった給与についてなので、「給与所得」の欄の入力するボタンをクリックしましょう。
あとはサイトに分かりやすく指示が書かれているので、1~24までの項目を順に記入していってください。
「入力修了(次へ)」ボタンでどんどん進んで下さいね。
最後に入力内容を確認して「次へ」ボタンを押すと、もとの画面に戻ってきます。
給与所得の入力有無欄にチェックマークがついていればOKです!
雑所得の入力
次にアフィリエイトの収入について申告します。
「雑所得」の「その他」の入力するボタンから進んで、次の画面では「上記以外(報酬等)」を選択してください。
こちらでは、今回収入を受けたASPの情報と金額を記入していきます。
種目は「広告収入」でいいでしょう。
名称の部分は「A8ネット」とか「afb」ではなく「株式会社フォーイット」などの会社名になるのでご注意を。
各サイトの「運営会社」のページで、会社名や住所を確認してください。
また「収入金額」は、それぞれの月に確定となった売上を記入してください。
実際の入金は数か月先になるはずなので、ここがズレないように注意してくださいね。
経費もここで記入します。
「源泉徴収税額」の部分ですが、ここは空欄で大丈夫です。
源泉徴収は会社のお給料のように、「税金を差し引いてから支払っていますよ」という意味なので、ここでは関係ないですね。
入力が完了したら「次へ」を押して、また元の画面(所得の種類の選択画面)に戻ってきます。
ふるさと納税については次のシートになるので、こちらでも「入力修了(次へ)」に進んでください。
寄附金控除の入力
課税所得の入力が終わって、今度は「所得控除」のシートにやってきました。
ふるさと納税については、「寄附金控除」の項目を入力します。
「入力する」ボタンを押して進みましょう。
こちらは寄付金の受領証明書を見ながら、順番に埋めていけばOK。
寄付金の種類で「~ふるさと納税など」を選ぶと、寄付先を選択できるようになるため、住所などの入力は不要になりますよ。
これですべての入力が完了です!
他にもいろいろな控除項目があるので一応確認しながら、「次へ」でどんどん進みましょう。
すると最後に「計算結果確認」の画面が出てきて、自分の納税額が分かります。
確認したら「次へ」に進んでくださいね。
「住民税等の入力」の画面になりますが、下に記載の項目に該当しなければそのまま「次へ」に進みます。
書類の印刷と提出、納税!
書類の作成、お疲れさまでした!
最後に印刷して提出、そして納税をして終わりです。
納税方法の確認
記入が終わると納税方法の画面になりますが、ここは読んで確認するだけでOKです。
「振替納税」を希望する人はフォームに記入を、「コンビニQR納付」を希望する人はチェックを入れると、後で必要な用紙が印刷できます。
電子納税、クレジット、窓口の人は何もせずそのまま次へ進んでください。
個人情報の入力・書類の印刷
最後に自分の個人情報を入力していきましょう。(申請書に反映されます。)
マイナンバーまで入力すると書類の印刷ができる画面になるので、控えも含めて全て印刷します。
ちなみに税務署に持って行ったときは、「控えはありますか?」と聞かれて一緒にハンコを押してくれました。
必須ではありませんが、念のため印刷して持っておくのがいいですね。
書類の提出・発送
印刷した書類の中に「提出書類等のご案内」があるので、それを見ながら進めましょう。
まずは記入の不備を確認して、「申告書第一表」の氏名の横に押印します。
次に「添付書類台紙」に、提出する書類を貼っていきます。
表面にマイナンバーなどの本人確認書類の写し、そして会社でもらった「平成30年分の源泉徴収票」を貼ります。
ふるさと納税の受領書は、同じ用紙の裏面でも、別の紙でもOKです。
抜け漏れの内容に、全て添付してください。
ここまでで書類の準備はすべて完了です!
窓口に提出するか、郵送で送付しましょう。
郵送の場合は「提出書類等のご案内」の右下に提出先の住所が載っているので、切り取って貼り付けてくださいね。
税金の納付
書類の提出が終わったら、追加分の納税を忘れずに。
納付方法は以下の通りです。
- 振替納税
- コンビニQR納付
- 電子納税
- クレジットカード納付
- 窓口納付
クレジットカード納付などの方法は、国税庁のHPで確認してくださいね。
参考 クレジットカード納付の手続国税庁確定申告はこれで全部完了!
…ということで、私も無事に納付まで完了しました!
私は税務署が比較的近くだったので、書類は郵送ではなく、直接持っていきました。
郵送でも封筒の重さを量ったりで郵便局に並ばなきゃいけなかったし、なかなか税務署に入る機会もないですしね!
税務署ですが、平日の15時くらいに行くと、作成コーナーは30人くらいがずらっと並んでました。
ただ提出コーナーはガラガラで、待ち人数も2人ほど。
コンビニで納税する予定だったのですが、「ここで払っていかれますか?」と聞かれたので、直接窓口でお支払いしてきました。
ギリギリ手持ちがあって良かった(笑)
これですべて完了となったのですが、なんと税務署に入ってから出るまで10分もかかりませんでした。
意外とすんなりで、職員の方もニコニコと優しかったので、窓口提出もありだなーと思いますよ。
以上、アフィリエイトとふるさと納税に該当する方の確定申告についてお伝えしました!
画面の通りに進めば滞りなく完了すると思いますが、人によっては他の控除項目に該当する場合もあると思うので、念のため確認しながら進めてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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